あの大手メガネ店で、人工知能でメガネ選びができるサービスが開始予定。良い点や疑問点について書きます
大手メガネ店「JINS(ジンズ)」にて、人工知能を利用して似合うメガネを判断できるサービスが開始されるようですね。
よそ様のことですが、人工知能で似合うメガネ選びが本当にできるのか。
群馬県桐生市の(株)福田時計店で「眼鏡マエストロを目指す」私、山口が考えてみました。
判定方法は意外とマジメ? 顔写真+データで判断
顔写真をアップロードして、バーチャルでメガネを選ぶことで判定するようです。
それだけでなく、ちゃんと右目と左目の間の距離(瞳孔間距離)を数値に入れてます。
ただのお遊びじゃなく、意外とマジメにやってます。
絶対に似合わないメガネを避けるのに有効か
このシステム、サイズ的に似合わないメガネを避けるのに有効かと思います。
本当はメガネのプロに判断してもらうべきですが、ネット通販ではまずムリ。
また、多くのお客さん相手にてんこまいな店員に、自分に似合うメガネをじっくり考えさせる。
安売り眼鏡店にそこまで求めるのは酷です。そのため、こういうシステムが開発されたのだと思われます。
さて人工知能の効力について。
例えば、顔の大きい大人が子供向けのようなメガネを選んでしまう悲劇を防ぐことができます。
逆にブカブカの大きすぎるメガネでも「それ似合わない」って判断するのでしょうか。
正確に判断できれば中々すごいですね。
JINSにとって、これはなかなか良いんじゃないでしょうかね。
特にオンラインショップ。例えば、返品のリスクを減らせます。
自分の顔に合わない眼鏡を買われて、後でトラブル。なんて事を防ぐことができます。
また、店舗でも人工知能がお客さんの相手をしてくれるので、店員の負担を減らせるでしょう。
気になるのは“約3000人のJINSスタッフ”の評価をもとにしている点
人工知能を活用するには、何が似合うか、似合わないかを覚えさせる必要があります。
ここが間違ってると、まず正確に評価できません。
気になるのは、アルバイトのスタッフが相当数含まれているだろうということ。
どこまで「似合うメガネ」を知っているのか、ちゃんと評価ができるのか興味があります。
メガネのプロなら「格好良く」「可愛く」なれるメガネ選びの力が必要
人工知能による眼鏡選びですが、
あなたにとって大ハズレなメガネは避けられるが、本当に似合う眼鏡が選べるかはまだ疑問。
というのが、私の今の結論です。
それでも、やる気のない・何選んでも「似合います~」としか言わない店員よりはずっと良いです。
人工知能が活躍する未来はそう遠くないのかもしれません。
話は飛びますが、温泉で有名な箱根の旅館にあの「ペッパー君」がいたそうです。
ロビーにいた彼(?)をロボットと軽く見つつも、ついつい会話を楽しんでしまったというお客様の話を聞いたことがあります。
(ペッパー君は可愛いね、と言ったら「お世辞でも嬉しいです」と返されたとか)
人工知能、意外といい返答するじゃないですか。
ペッパー君はともかく、
眼鏡のプロとして、メガネのことでまだまだ人工知能なんかに負けてられない。
本当にいいメガネ選びは、かけたほうが格好良くみえる、可愛くみえるのを提案できること。
そこまでの眼鏡選びができなければ、今後は人工知能に負けてしまう未来がやってきます。
このニュースを聞いて、もっともっと「見る目」を鍛えて勉強が必要だと痛感しました。
ちなみに、「掛け心地の調整」や「快適な見え方」とかはできて当たり前ですから、桐生市の眼鏡屋(株)福田時計店でメガネをお選びいただく際はご安心くださいね。
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店