メーカーで部品交換対応が終了してしまったセイコー腕時計のベルトを直しました。

他で言われたのは「メーカーに部品が無ければ無理。」とのこと。

そこで私どもで、お客様にご納得いただける内容で修理しました。

まだまだ使えるオリジナル部分はそのままに、可能な限り見た目に違和感なくなるようにベルト交換完了。

その方法やベルト交換料金などをご紹介してまいります。

ベルト中留が故障していて、きちんと固定できない不具合があります。

時計本体は順調に動いているだけに、ベルトが壊れていて使えないのは悔しいことでしょう。

セイコーのベルト修理のセオリーは、純正品をメーカーより取り寄せして交換する方法です。

しかしながら、この腕時計は販売より年数がかなり経っておりました。

一般的には７～８年以上経つと部品在庫が無くなり始めるようです。

残念ながら、このセイコー腕時計も部品在庫なしのためメーカーでは修理不可との答え。

(メーカー側も新しい腕時計を買って欲しいからこんな措置を？　

これは考えすぎでしょうかね＾＾；)

お気に入りの腕時計なだけに、どうにかできないか。ということで前橋市から桐生市の時計修理店(株)福田時計店までお越しいただけました。

純正品はない。それなら次の一手で「見た目を損なわない代替品」をご提案しました。

見た目がどうでもいいなら簡単です。ただし、オリジナルには無かったスキマができたり、ステンレスベルトの厚みの違いが目立って違和感が。結果、見栄えに不満が出てきます。

オリジナルのベルトとサイズや模様や雰囲気が似ている、良く合う代替ベルトを見つけなければなりません。

サイズはピッタリ。厚みや雰囲気もできるだけ似ているものを探して取付しました。

弓カンはオリジナルのものを使用。時計とベルトのつなぎ目は自然です。

厚みや雰囲気も違和感が少なめで、腕に着けた時のフィット感も気に入っていただけました。

さらに新しいベルトになったので、ガタつき劣化が気になっていた部分も解消。これで安心して使えるとおっしゃっていただけました。

金額は工賃込みで約 4,000

結果、お客様にとても喜んでいただけました。

やっぱり見栄えがよくないとダメです。

以前他の方であったのですが、

サイズが合うが雰囲気が変わってしまう代用品を着けたら「やっぱりカッコ悪いからやめる」と言われたこともありました。

ただ使えるようになればいいってもんじゃないんですよね。ベルトも大事な腕時計の一部ですから。

ステンレス(SS)バンド、チタンベルトなどの金属ほか、牛革やワニ革といった革バンドもサイズやカラー別に取り揃えております。

カン幅(ベルト取付幅)22ミリ以上のビッグサイズに対応したベルトもございます。

内容は、セイコーやバンビなどの歴史があって信頼できるメーカーのものを採用。

もしも気に入ったベルトがなければお取り寄せ注文もできます。

お気軽にご相談ください。

写真のベルト以外にも色々あります。

Lサイズの長いタイプやダイバーウォッチ向けの樹脂タイプなどもあります。

革バンド、２千円代からございます。私どもでお買い上げいただいたベルトであれば工賃無料でお取付できます。詳しくは店員までどうぞ。