クイっと持ち上げる動作いらずの禁断メガネ(!?) design88石彫シリーズ
鼻と耳元だけでなく、第三の「押さえポイント」で眼鏡がズレるのを防ぐ。
メガネフレームの素材でよく使われるアセテートやセルロイドとはまったく違う、「石」の迫力にも注目。
開発から納品まで1年以上、デザイナー自らが実験台となった末に完成した「石彫シリーズ」のご紹介です。
これまでも斬新なアイデア商品を多く生み出している「design88」の新作メガネフレーム。
今までの眼鏡の常識を変える「禁断のメガネ」が誕生してしまったかもしれない。
禁断の「NQTパッド」 もみあげを押さえてズレ落ち防止へ
もみあげを押さえるようなフィッティングは避けるべき。掛け心地について指導してくれた恩師の教えです。
だから、石彫シリーズのように横から押さえる仕様はタブーである、本来は。
もみあげで押さえこむほどキツくすればメガネが下がらないのでは?と思われるかもしれません。しかし、多くの場合うまくいきません。
キツすぎてメガネが前に押し出されるようになり、結果ずり下がります。
(バレーボールにキツいメガネをかけさせるのを想像しろ、無理にメガネを押し込んでも前へはじき出されるから。と、恩師に言われたのを今でも覚えています)
石彫シリーズはどうなのか。着眼点を変えることで問題を回避してます。
それは、最初から押さえるのを前提で作られていること。
要は押さえに適した素材を準備して、形もドロップ型(しずくの形)で負担を少なく安定感を出す。鼻と耳だけでなく、横からも押さえればズリ下がるのを防ぐことができるという考えです。
横のパッドの名前は「NQTパッド」。これは「ノン クイット パッド」と読むそうです。
メガネをクイッと上げる動作まで封印される、まさに禁断のメガネ。なんてね。
見た目は石。だが持ち上げると軽い!武骨に見えて実は優しいギャップを楽しめる
石彫シリーズという名の通り、こちらのメガネに使われいる素材は石です。
石といっても人工御影石。どこか荒々しい質感に見えて、実は軽くてキズや熱に強く弾性もあるメガネ向きな素材。ナイロンとカーボンを混ぜて作られてます。
眼鏡に使用した例を今まで聞いたことがありませんでした。
素材の欠点として磨けないという特性があるそうです。しかし、かえって磨かないほうがカッコイイと考えたデザイナー。私も賛成します。ワイルドさが演出されて男気を感じさせます。
正面から見ると、結構ガッチリした感じです。見た目に反して軽くて触り心地も滑らか。そのギャップで思わず笑えてきます。
レンズの上下幅も30ミリ以上あって遠近両用レンズも大丈夫。
細身ながらも弾力性豊かな金属部分には、さわやかなブルー。これも武骨な石彫部分とのギャップってやつです。
前から順番に「鼻当て、NQTパッド、耳かけ」の3点で支える形が見えてきます。
くるんとカーブする不思議な形。弾力性があって、掛け心地の向上に一役買ってます。
機能だけでなくおしゃれさもGOOD。 立体感を感じさせる曲線具合は、フランスのメガネフレーム「J.F.REY」を思わせます。
レンズの横や下部分にフチがないナイロールタイプもあります。
石の質感である「ゴツゴツさ」が和らぎます。
横からレンズがよく見えるので加工の腕が試されます。
カラーは落ち着きを感じさせるワインレッド。大人びた印象を与えてくれます。
新感覚の「ズレにくい眼鏡」まずは店頭でお試しください
design88が生み出した、新感覚な掛け心地。そして、石彫の重厚な見た目に反した軽量で耐キズ性も高い質感。
いっぺんに味わえる欲張りメガネが誕生しました。
NQTパッドを使用して、眼鏡をクイッと持ち上げる動作いらずのメガネ。
言葉で説明してもなかなかピンとこないかもしれません。
店頭で実際にお試しくださいませ。
フレーム価格の目安 3万円台
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店