来店不要で完了、GUCCI(グッチ)腕時計の革ベルト交換修理例ご紹介。実際にあった流れについて。
東京都にお住いの方からGUCCIグッチ腕時計の革ベルト交換修理依頼が入りました。
正規店で修理を断られた後にお調べいただき、当店のウェブサイトにたどり着いたとのことです。
群馬県桐生市の(株)福田時計店ではグッチ腕時計の革ベルト交換修理をやっております。
オールドグッチ腕時計でよくみられるタイプは、一般的な革ベルトでは取付できないものが多くあります。
そのため修理を断られやすいとよく聞きます。当店では革ベルトに加工をすることで交換ができます。金具の幅も合わせることで新しい革ベルトでもグッチの純正金具を引き続き使えるのが好評です。
東京から群馬までは遠いため修理品を宅配便でお送りいただけました。メールでご希望の革ベルトについて選んで決めていただき、完了したお品物を宅配便でお送りしました。
実際にどんなやり取りで革ベルトが決まっていくのか、修理の流れや実際の修理例について書いていきます。
さらに革ベルトには「Lサイズ」というものがあります。今までの革ベルトでは腕に着けたときにサイズがキツいというお悩みを解決できます。詳しくは後ほど。
2020年も11月に入って朝晩は肌寒くなってきました。そろそろ、朝に腕時計を着けようとしてキーンと冷えた金属ベルトに驚く季節がやってきます。
革の肌触りが恋しくなる秋冬は革ベルト腕時計がおすすめです。今のうちに準備しておきましょう。
店頭で革ベルトを見られない、そこで特徴についてのご紹介と写真でお選びいただけます
お客様から黒色か茶色の牛革型押しベルトにしたいというご希望がありました。前についていたものと似ているものを選ぶのは無難な選択です。
取付幅があって金具もグッチのものが使えるものをまず2点ご提案させていただきました。
そして、当店からはもうひとつの選択肢としてリザード革もご紹介いたしました。上品で控えめな印象のリザードはシックなオールドグッチによく似合う人気の素材です。
今までと似ているのにするか、それとも思い切って色やデザインを変えるか。サイズさえ合えば自由に選べます
写真内1番と2番が当初お客様のご希望をかなえるベルト、3番と4番が当店ご提案のリザード革です。
写真といっしょに着けたときの印象やお値段などもご案内させていただきました。
店頭で実物を見られないので不安を減らせるよう配慮いたします。
結果、お客様に気に入っていただ茶色のリザード革に決定。
社外品の革ベルトに加工するため、サイズさえ合えば色やデザインは好きな物を選ぶことができるのがメリットです。
リザード革ならではの細かい模様が繊細で控えめ。落ち着きある腕時計に寄り添う感じで素敵に仕上がりました。
加工してグッチの取付口に合うようにしております。
できるだけ加工跡は目立たないようにしておりますが、手作業でやるために純正ベルトとは雰囲気などが異なることがあります。
加工が必要なグッチ革ベルト交換修理 工賃込みで税別5千円台で完了
グッチの留め具(金具)を引き続き使えるようにしております。
店頭に在庫がある革ベルトなら最短数日で加工から発送まで可能です(混雑具合や革ベルトメーカーから取寄が必要だと、もう数日かかることがあります)。
もっと余裕をもって腕に着けたい、一般的なものよりグンと長い「Lサイズ」革ベルトあります
三重県にお住いの方からグッチ腕時計革ベルト交換修理依頼が届きました。メンズとレディース、ペアで革ベルト交換完了できました。
今回は修理依頼前に「今までの革ベルトの長さだとキツい」「もっと長い革ベルトで着けやすいものがよい」というご希望をいただいておりました。
そこで、通常より長い「Lサイズ」革ベルトの出番です。
デザインや素材や価格が違うLサイズ革ベルトをいくつかご紹介した結果、今回はワニ革で決まりました。
12時側の長さ比較。すでに新しい革ベルトに交換済の写真です。
Lサイズ革ベルトにすることで、今までのベルトと比べてハッキリと長くなっております。
そして忘れてはいけないのがグッチの純正金具を使えている点です。グッチのロゴ入り金具があるのとないのではやはり格好良さが違います。
今までのと同じワニ革を選んでいただけたので精悍で魅力的に仕上がりました。
6時側の長さ比べ。
穴の位置で見ると2つ分は違います。12時側も長くなっているので今までよりかなり余裕を持って腕に着けられることでしょう。
サイズぎりぎりで着けてると、革ベルトに負担がかかってよくありません。サイズにお困りなら「Lサイズ」をぜひご検討くださいませ。
なお、Lサイズには2つ欠点があります。
一般的なものよりラインナップが少ないために選べる色やデザインが限られます。革が長い分だけ費用も少しだけ上がります。
今回は高級素材のワニ革をお選びいただいたためメンズのベルトは工賃込みで1万円ほどになっております。
青色の文字盤に「リザードブルー」が映える。ご指名が多いグッチの青いリザード革ベルト交換例
オールドグッチの中には文字盤に青色が使われたモデルがあります。キレイな青色には革ベルトもブルーでそろえたいところ。
圧倒的に人気がある「リザードブルー」(青色のリザード革)修理例をご紹介します。
「ブログに載ってたあの青いベルトで」とご指名が多く人気があります。
一般的な革ベルトそのままの形では着けられないため、加工して取付しました。
工賃込みで税別5千円台で交換完了
金具(尾錠)はグッチのものを着けられるものにしております。今までの金具が壊れていなければ引き継いで使えます。
メンズタイプも加工して革ベルト交換できます
細いレディースタイプだけでなく大きめのメンズ腕時計も革ベルト交換できます。
お客様のご要望に合わせたベルトを探して取付できました。
革ベルト交換と一緒に電池交換も完了。
止まっている腕時計が無事に動き出しました。
グッチの電池交換は税別¥1,850~¥2,000で可能です。
レディースタイプと同じように金具はグッチオリジナルを引継ぎ。
サイズを合わせる必要があるので、実物をお預かり後に合うベルトをご提案することができます。
店頭まで腕時計をお持ちいただく方法のほかに、郵送や宅配便で腕時計をお送りいただければ修理受付ができます。
まれに当店では取付できないベルトもあるため、送られる前に「お問い合わせフォーラム」をご利用くださいませ。
店舗情報 アクセスや営業時間について
群馬県桐生市で創業60年以上。
宝石・メガネ・時計の(株)福田時計店では腕時計の電池交換やオーバーホール、革ベルト交換や金属ベルト修理、他でお買い上げいただいたベルト長さ調整も承ります。
営業時間 9:40~18:40
定休日 水曜日・日曜日
住所 郵便番号376-0032 群馬県桐生市東町808
TEL 0277-45-2383
店舗周辺地図について
店舗専用駐車場4台分あり。
JR桐生駅から徒歩約15分
西桐生駅から徒歩約10分
遠方でご来店が難しいお客様へ 郵送や宅配便で修理受付やってます
腕時計修理例をもっと見たい方はこちら
激動の2020年もあと2か月、笑顔で元気に頑張ります
巻機山の頂上付近。池の形が何だか笑顔の人のように見えます。
11月を過ぎていまはもう雪が積もってしまったとか。雪山になる前に登っておけて良かった。
新型コロナウイルスの流行で何かと話題になった2020年。密を避けるために山登りってのもいいものです。
残りあと2か月ですが、引き続き元気に笑顔で頑張りたいものです。
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店