電池交換で直らなかった、オメガ シーマスターとタグホイヤーのクォーツ腕時計のオーバーホール修理例
群馬県でオメガやタグホイヤーの腕時計修理ができる、(株)福田時計店です。
店舗は桐生市にあるけれど、群馬県太田市や伊勢崎市の方から時計修理のご依頼が多くなりつつあります。クチコミやスマホで結構見てくださっているようです。ありがとうございます。
さて今回の時計修理例は「OMEGA オメガ シーマスター」のオーバーホール(分解修理)。電池で動くクォーツ腕時計です。
もともと電池交換で承り、その後オーバーホール修理に切り替わりました。ちなみに、他の腕時計がチュードルとオメガ シーマスターのレディース物。こっちは電池交換ですぐにできました。
電池交換で3本お預かりしたうち、このオメガがオーバーホールが必要な状態でした。
なぜ、このオメガだけがオーバーホールが必要だったのか。
また、修理料金やかかった日数なども書いていきますね。
さらにタグ・ホイヤーのクォーツ腕時計もオーバーホール修理完了しました。
時計修理お見積もり無料。お急ぎの方は、店舗までお越しくださいませ。
電池交換だけで終わらない理由は、「古い電池の液漏れ」
腕時計の電池交換を色々やっていると、たまに見かける「電池の液漏れ」。
乾電池の液漏れなら見たことある方もおられるでしょう。液漏れ跡は白い粉みたいになります。
オメガのクォーツ腕時計はボタン型電池ですが、これも液漏れの危険があります。
特に古い電池や止まったまま放置された腕時計が危ない。
液漏れ跡の白い粉が時計故障の原因となるためです。
動作に必要な歯車や部品の間に詰まってしまい、正常に動作できなくなることがあります。
今回のオメガのクォーツ時計にも、前の電池に液漏れ跡を発見。
消費電流値も異常ということもあり注意深く動作を確認したところ、正常に動かない症状が見られたため分解修理をご提案しました。(消費電流についてはこの後ご紹介します。)
お客様もある程度予想されていたようで、すんなり見積もりを承諾していただき、スムーズに修理が完了いたしました。ありがとうございました。
とりあえず動いた、よしOK!と、お客様に何も伝えずに渡すと後でトラブルの元になります。
電池交換したのにすぐに止まった!変な修理された!と誤解されぬよう説明するのも大切です。
ちなみに、(株)福田時計店では電池の品質にも気を使ってます。液漏れしにくい国産メーカー製の電池を基本的に使用しております。
電池交換¥1,000~
液漏れ跡があったら、修理の基本はオーバーホール(分解修理)
電池の液漏れがあったらオーバーホールをオススメしています。
電池交換でとりあえず動いても、後日に不具合が発生することがあるためです。
「腕時計の電池交換の依頼でメーカーへ送ったら、頼んでもいない分解修理の見積もりが届いた。電池交換だけでいいのに何で?」というお話を聞いたことがあります。
これも、電池の液漏れがあったために分解修理をオススメされている“かも”しれません。
他にも電池交換だけじゃすまない例として、電池が異常に早く終わってしまう「消費電流値の異常」。今回のオメガの腕時計も消費電流がかなり高く出てました。(測定できる機械で分かります)
メーカー修理だと「規定値以上の消費電流値が出たので分解修理が必要」といった具合で、オーバーホールの見積もりが出てくるのを見たことがあります。(Tから始まるブランド腕時計)
電池で動くといえど、歯車つきの部品もあるクォーツ腕時計。油切れや汚れの詰まりで電池が早く終わるようになったらオーバーホールが必要なのです。どうかご理解を!
オーバーホール基本料金で修理完了。詳しくは「修理料金表」をご覧ください。
液漏れ跡をしっかり洗浄メンテナンス。さらに防水に必要なパッキンもチェック。オーバーホール基本料金内で全部できました。
修理日数は約2週間ちょっとで完了。
オメガ シーマスターのオーバーホール修理で¥16,800
電池交換しても動かない、タグ・ホイヤーのオーバーホール修理完了
電池交換しても動かない、「タグ・ホイヤー」クォーツ オーバーホール修理例をご紹介。
電池の液漏れはなかったけれど、汚れが部品間に詰まっているのが原因か。
オーバーホール修理で無事に修理完了。
もしもオーバーホールしても不具合が起こるようなら、部品交換で直すことができます。
修理お見積もり無料でございます。電池交換してもダメと断られてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
なお、非常に高い防水性をお求めの方は正規メーカー修理をオススメします。修理内容が変わってくる可能性があるためです。
私どものような街の修理専門店と正規メーカー修理。それぞれ得意なこと違うから――。ご了承くださいませ。
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