持込のフレームにレンズ交換完了、古い眼鏡のレンズ選びではカーブを合わせるのが必須条件
群馬県内の街からご来店されたお客様から眼鏡レンズ交換のご依頼が入りました。
度付きレンズをいれて使いたいと複数店舗を回ったそうですが断られてしまったそうです。
(株)福田時計店では眼鏡レンズ交換が可能です。もちろんフレームも合わせて一式でもご用意できます。
なぜ他で断られたのでしょうか。理由は眼鏡フレームが古いものだからです。年代物の樹脂フレームだとレンズ加工中に壊れる恐れがあります。
こういった持込フレームのレンズ交換では技術に加えて知識も必要です。
古い眼鏡のため無理すると破損の危険があります。フレームに無理がいかないようにするのに重要なことがあります。それは適切なレンズ選びです。
ここを間違えるとレンズが外れやすいといった不具合が出やすくなるほか、見た目が台無しになる原因にもなります。もっとひどいとフレームの破損原因にもなりかねません。
今回は度付きレンズを入れて普段から使っていきたいというご要望です。そのため、外見だけでなく見え心地にも配慮します。
そこでフレームに合わせたカーブ設定ができる上に、ゆがみも抑える設計が施された内面非球面レンズの出番です。この後詳しくご案内していきます。
よく見かける外面非球面とはココが違う、内面非球面レンズはフレームに優しく見え心地もグッド
持込いただいたサングラス。度付きレンズへ交換します。
ここで注意しなければいけないのがフレームが湾曲している点です。
サングラス全般に言えることですが、普通のメガネよりお顔を覆うようにカーブしているものがあります。
フレームにあわせたハイカーブ対応レンズが必要になります。
もしも普通のレンズを入れてしまうと見た目だけでなく機能的にも問題が出てきます。
刀と鞘の反りが合わないようなイメージです。
関連記事
眼鏡のレンズカーブを考えないと「そりが合わない人といるような苦痛」状態に仕上がる
カーブが合わない状態で起こる問題点は3つもある
フレームに合わないカーブのレンズを入れる問題点は3つもあります。
1、見た目
2、掛け心地
3、耐久性
1番目の見た目について。
お顔を覆うようなデザインなのに、普通のメガネのような平らなレンズを入れると悲惨です。せっかくのデザインが台無しになるためです。
フレームの形状がレンズのカーブに影響されて平らになってしまいます。すると、サングラスらしスポーティーな格好良さが失われてしまいます。
上の図は極端な例ですが、見た目が残念な印象であることが分かりやすく表されています。
2番目の掛け心地は上の図の「テンプルが広がる可能性があります」という点で表されています。つまり、メガネが下がりやすくなる原因になります。
一時的であれば直すことはできますが、時間が経つと元に戻る力が働いてまたゆるくなることがあります。
3番目の耐久性について。
ずばり言うとレンズが外れ落ちやすくなります。
フレームとの反りが合わない状態を無理して固定するためです。安心して着けられないのは掛ける人にとっても大変なストレスになることでしょう。
HOYA内面非球面レンズのRFシリーズなら、フレームにあわせてカーブ指定ができます
メガネフレームに合ったカーブにするには、レンズを注文する際に「カーブ指定」が必要になります。
どのくらいのカーブにするかは店員で測って判断するので心配ありません。
HOYAの内面非球面レンズはカーブ指定機能を標準装備。度付きサングラスや海外のメガネフレームのレンズ交換でおすすめです。
カーブを合わせるのでメガネフレームへの負担を少なくレンズ交換できます。今回のように年数の経ったメガネフレームの加工にも役立ちます。
非球面により、ゆがみを抑えて快適な見やすさを目指せる
レンズカーブ指定が可能なものはいくつかあります。
内面非球面のメリットは、ゆがみを抑えて快適な見え方を目指すことができるという点です。
目元に近い内面を非球面にすることで収差を補正できます。
メガネフレーム本来の美しさとより良い見え方を両立したい人におすすめのレンズです。
他にも(株)福田時計店ではハイカーブに対応したレンズをご用意しております。
より安価な球面設計、本格的なスポーツサングラスに対応できるハイカーブレンズもあります。
今回お買いあげいただいたレンズ
超薄型の屈折率1.67 キズ 汚れ UVカット ホコリ防止コーティング カラーオプション
工賃込みで税込み2万円台で左右レンズ交換できました。
つや消しブラックとゴールドの割合が絶妙バランス、人気の丸型メガネをスポット入荷
人気の丸型メガネ「Ray Cloud」をスポット入荷しました。
レンズの下半分にフチがないスッキリしたデザインです。丸い形のメガネが初めてでも抵抗なく掛けこなせることでしょう。
フレームは黒をベースにしつつ、少しだけ落ち着きあるゴールド色を採用。
光沢がないつや消しブラックの中にチラッと浮かぶアンティークゴールドをひとつまみ。
ワンポイントになって目元に華やかさをプラスしてくれます。
βウルテム採用で軽量かつ弾力性のあるフィット感で軽やかに掛けこなせます。
鼻当てにもアンティークゴールド色を使用。
樹脂でカバーされていて触り心地がよく快適に着けられます。
フレーム価格¥14,000+税 (税込み¥15,400)
今のメガネがあっているかどうかや見え方の確認など無料でできます。
メガネのプロである ‘認定眼鏡士’ 在中店。
群馬県桐生市(株)福田時計店にお任せくださいませ。
店舗情報 営業についてのご案内
メガネの販売や修理などを取り扱って群馬県桐生市で創業60年以上。(株)福田時計店では眼鏡のご案内ができます。
メガネフレームについて。
国産さばえのメガネやフランス製の海外アイウェアブランドなどを取り扱っております。
クラウドファンディングで評判の眼鏡デザイナー「石彫シリーズ」など、他ではあまり見られないフレームもご用意しております。
レンズについて。
今回ご紹介した内面非球面レンズをはじめ、高性能な両面非球面レンズ、慣れやすい遠近両用レンズあります。
機能的に優れた生活に役立つレンズもあります。
まぶしい光を優先的に抑えるレンズや、紫外線に当たると自動的に色の濃さが変わるサングラスもご案内できます。
見え方の確認無料。眼鏡についてのご不明な点やご相談もお待ちしております。
営業時間 9:40~18:40
定休日 水曜日と日曜日
住所 群馬県桐生市東町808
TEL 0277-45-2383
専用駐車場4台分あり
目指せ!眼鏡マエストロ メガネに関するお役立ち情報を発信中
次の世代に伝えたい、残していきたいメガネがある。
(株)福田時計店では眼鏡のマエストロ(達人)を目指して活動中。
メガネの選び方や生活に役立つレンズなど、メガネに関する情報を発信しております。
今回は内面非球面レンズについてのご紹介でした。
眼鏡において一般的に非球面レンズといえば外面非球面です。そのため、内面非球面の存在を知らない方が結構いらっしゃるかもしれません。
レンズの薄さにおいては両面非球面に勝てません。そのかわりレンズカーブを指定してフレームに合わせられる機能を持っています。
わずかに薄さの違いにこだわるより、フレームに合ったカーブで本来のデザインを楽しむという考え方は合理的と言えるかもしれません。
レンズカーブ指定機能があるものというと球面設計があります。比較的安価でカーブ指定できるメリットがあります。
しかし、美しさだけでなく見え方も大事にしたい方にはこちらがおすすめです。
度数や乱視のゆがみが気になる、より自然な見え方を追求したい方にピッタリです。
レンズ選びに迷ったら(株)福田時計店にぜひご相談くださいませ。
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店