眼鏡レンズでよく聞く非球面レンズ。実は種類がいくつかあることはご存知でしょうか。

今回はよくある「巷でよくある非球面レンズ」とは違う「内面非球面レンズ」についてご紹介してまいります。

オーダーメード非球面によってゆがみを抑えて、快適な見え心地を目指すことができる優秀なメガネレンズです。

世の中にはパッと見るだけでは分からないけど実は違うもの、って意外とあります。

最近あった出来事が100均バックルベルトを買ったらこれが失敗。見た目は普通そうなのに、強度が弱くてすぐに留め具固定がゆるくなってしまいました。

安いとはいえ残念な気持ちになってしまいました。

メガネレンズも外見だけでは良いものかどうか判断がつきにくいものです。

メガネのプロである認定眼鏡士が在中する群馬県桐生市の(株)福田時計店では、レンズについてできるだけ違いが分かるようご説明するように務めております。

その後に必要かどうか選んでいただけるようになっております。

せっかく良い眼鏡フレームを選ぶのならレンズにもこだわりたい。内面非球面レンズについて詳しくは後ほど。

高崎市からお越しいただいたお客様に、鯖江のハンドメイド眼鏡フレーム「TURNING」ターニングをお買い上げいただけました。

時間をかけて丁寧に磨かれた生地のツヤ、掛けやすい形にヤスリで整えられたノーズパッド、複数のチタン金属を使い分けて軽さとフィット感を大切にする作り込み。

さらに掛け心地の調整にもしっかり配慮されており、1人ひとりに合わせたフィッティングでより完成度が高くなります。

間違いなく良いメガネフレームというべき存在です。

さて、良いフレームには良いレンズをということでレンズは内面非球面レンズをお選びいただけました。

(株)福田時計店で取り扱っている内面非球面レンズをご紹介します。

まずは東海光学のオーダーメード非球面設計が施されたレンズです。

一般的な非球面設計は外面が非球面となります。

外面にあらかじめ非球面設計が入っている既製となっています。度数はそれぞれ違うため、光学性能にバラつきが出ると言われています。

一方で、注文を受けてから的確な非球面になるようオーダーメード設計する方法が内面非球面レンズです。

これにより、ゆがみやユレを抑えて快適な見え方の実現へ役立ちます。

(株)福田時計店では乱視度数が大きい方に特におすすめしております。

乱視度数に対して快適や見え心地を目指せるのが、オーダーメード設計が入った内面非球面レンズの強みです。

見え方のボヤけやゆがみの原因となる収差を全方位で補正を行います。

結果、一般的な外面非球面よりゆがみを抑えて自然な見え方を目指せます。

東海光学の内面非球面レンズ「ベルーナSD」をお選びいただけました。

レンズコーティングはキズや汚れに強くホコリがつきにくいMSC(マックスシールドコート)。

もし汚れがついても拭き取りがカンタン、静電気を抑えてホコリが付着しにくいのも嬉しい仕様。もちろんUVカット機能もあります。

性能のいいレンズだからこそ、長くキレイに使いやすい優れたコーティングはおすすめです。

程よいレンズカーブで「ターニング」眼鏡フレームに合うのもグッド。

レンズカーブを抑えると良い点もありますが、「ターニング」のフレームにはもう少しだけカーブがあるほうがより合います。

内面非球面レンズは構造上、一般的な非球面レンズより多少レンズカーブが大きくなります。

フレームによってはこれが助かります。

レンズカーブについてはこの後また書いていきます。

できあがったメガネをさっそく掛けていただき、たいへん喜んでいただけました。

遠くからありがとうございました。

当店で採用している内面非球面レンズ、ほかにはHOYA社のRFレンズがあります。

内面非球面レンズにレンズカーブ指定可能を標準装備したハイクラスレンズです。

内面非球面レンズはレンズカーブ指定ができます。

特に「HOYA RF」はカーブ指定機能を標準装備されている点がメリットです。

フレームとレンズのカーブ(反り具合)を合わせると多数のメリットがあります。

フレームとレンズのカーブを合わせるメリットとして分かりやすいのが、仕上がりがキレイになる点です。

上記写真の例では、フレームに比べて浅いカーブのレンズを入れたイメージです。

レンズの影響で明らかにメガネフレームのデザインが変わってしまっております。お店で見た時と何か違うと思ってしまいそうです。

また、レンズカーブが合ってないことで掛け心地が変わってしまうことがあります。写真の例では、メガネが拡がってしまっております。

変わってしまったら掛け心地の調整で対応することになりますが限界はあります。

また、調整してその場は良くてもレンズカーブが合っていないと少しずつ元の拡がりに戻ってくることがあります。

さらにメガネが壊れやすくなることがあります。カーブが合わないレンズを無理に入れてしまうとレンズがフレームから外れやすくなることがあるからです。

上記の例はやや極端かもしれませんが、理想はやはりフレームにあったカーブのレンズを入れることです。

「HOYA RF」はレンズカーブ指定を標準としているため、きめ細やかな対応ができます。

今回のお客様はレンズの薄さより見え具合を重視したいというご希望がありました。

そこでHOYA RFレンズが選ばれました。

内面非球面によって度数やレンズカーブに合わせて収差を補正。さらにメガネフレームに合うカーブ指定も行って「美しく見える」と「美しい見た目」の両立を目指すことになりました。

ところで両面非球面レンズとの違いが気になっている方もいらっしゃるかもしれません。

両者の違いについては何を重視するかによって、選び方が決まります。

レンズ薄くしたいのであれば両面非球面のほうが有利です。

また、両面非球面レンズはカーブが浅めになります。そのため、フレームカーブが平らなフレームに適しています。

見え心地についても内面非球面と同様にゆがみを減らせます。

一方で、レンズの薄さよりメガネフレーム本来のデザインを大切にしたいときは内面非球面レンズの出番となります。

詳しくは店員までご相談くださいませ。

HOYAレンズをお選びいただいた方にぜひオススメなのがキャリアカラーです。

目に対して刺激の強い光を優先して防ぐことで、快適な見やすさを目指せる機能カラーとなります。

まぶしく感じる光を抑えられることでコントラストをアップ。

昼間はもちろん、夜間に気になる対向車のヘッドライトのまぶしさも減らせます。

ほかにもパソコンやスマホなどの画面のちらつきを減少させる効果にも期待できます。

他社でも似たようなものがありますが、(株)福田時計店ではカラー種類の豊富さと色合いからHOYA社のを最もお勧めしております。

人気のカラーについては見本もご用意しております。お気軽にお問合せくださいませ。

数十キロ離れた街からお買い求めいただく例もある、人気の鯖江メガネ「TURNING」ターニング。

職人が磨き上げた生地はツヤがあって美しい仕上がり。

チタン金属をうまく使い分け、ヤスリで鼻当てを整え、掛けたときの重心を考慮するなど。

掛けやすいように手間暇かけて作られています。

メガネの製造から販売までを行うのは谷口眼鏡さん。

ものづくりが盛んな街である鯖江の河和田地区にあるファクトリーブランドです。

遠方から「TURNING」のために来店される方もいらっしゃるなど、近年ますます注目が集まっているアイウェアとなっております。

今回ご紹介するのはこちら。

黒に近いネイビー色がキレイな1本です。

白いラインの裏には透明感あるカーキ色を配置。立体感をうまく表現しております。

とろけるように見えるほど美しく磨かれた生地が目を引きます。

掛けやすいようヤスリで整えられたノーズパッドも魅力的です。

さりげなく配置された日本列島の地図。

日本を代表するメガネブランドになるぞという気概を感じさせます。

さばえメガネフレームTURNING(ターニング)取り扱っております。

ぜひ店頭でご覧くださいませ。

宝石・メガネ・時計の販売や修理を続けて群馬県桐生市で創業60年以上。

(株)福田時計店はメガネのプロ「認定眼鏡士」在中店。

見え方の確認やメガネに関するご相談について無料で承ります。

メガネフレームは国産鯖江ほか、フランス製のアイウェアも取り扱っております。

似合うメガネ選びでお困りの方もお気軽にお越しくださいませ。

レンズについては生活に役立つことをコンセプトに、ご希望やライフスタイルに合わせたご提案をいたします。

対向車のヘッドライトのまぶしさを減らして夜間のドライブをラクにするレンズなど、

日常生活のお悩み解決に役立つものをご紹介できます。

店舗へのアクセスについて。

営業時間　9：40～18：00

定休日　水曜日と日曜日

住所　群馬県桐生市東町808

TEL　0277-45-2383

駐車場4台分あり

次の世代に伝えていきたい、残していきたい眼鏡がある。

群馬県桐生市でメガネの達人「眼鏡マエストロ」を目指して活動中。

似合うメガネ選びのポイントやレンズ情報、その他メガネに関する情報発信をブログ形式でご紹介しております。

今回は内面非球面レンズについてのご案内でした。

意外と知られてないけれど、実は優秀なレンズです。

ただし、すべての人にオススメというわけではありません。メガネフレームや度数、ご要望などを総合的に考えて勧めるかどうかを決めています。

気になる方は店員までお声かけくださいませ。