止まったまま放っておくと危険、電池交換しても動かないGUCCI腕時計をオーバーホール修理例ほか
腕時計が電池切れで動かなくなった。後で修理に出そう。
これはダメです、「後で」と「お化け」は出た試しがないから。
電池切れで止まったまま放置してはいけません。
古くなった電池が劣化して中身が出てきてしまう「液漏れ」することがあるためです。
時計内部に液漏れ跡が拡がると故障の原因となります。新しい電池に入れかえても動かないなんてことも。
直すには時計のオーバーホール(分解修理)が必要になります。
今回は電池の液漏れで故障したGUCCIグッチ腕時計のオーバーホール修理例をご紹介します。
他にもFENDIフェンディやLLBeanエルエルビーンのスイス製機械の腕時計修理例も掲載。
群馬県桐生市で創業60年以上の(株)福田時計店では、腕時計の修理を承ります。
電池で動くクォーツ腕時計の電池交換できます。また、新しい電池に取り換えても動かない腕時計の修理も可能です。
修理の受付はご来店されるか、または郵送や宅配便でも受付できます。今回も東京都や茨城県などにお住まいのお客様から修理依頼が到着しました。
さっそくご紹介していきます。
止まったまま放置していた腕時計が見つかった、電池交換を試みるも動かなかった腕時計が復活 GUCCIグッチとFENDIフェンディ
電池切れで止まったままだった腕時計が見つかった、せっかくなら動かしたい。
というわけで桐生市にお住まいのお客様から腕時計の修理依頼が入りました。
まずは電池交換でお預かりしていたGUCCIとFENDIの腕時計です。
電池交換した結果、動きません。でも驚きません。裏側のフタを開けて電池を見た瞬間「液漏れだ!」と気づいていたからです。
電池の中身が不具合で出てきてしまう「液漏れ」。液漏れ跡は白い粉上となって腕時計のあちこちに拡がっていました。
機械の中に入り込めば故障の原因になります。今回は新しい電池に取り換えても正常に動かない状態でした。
液漏れによって壊れた機械部品、オーバーホールと部品交換にて修理完了
時計内部に拡がってしまった液漏れ跡の白い粉。完全に取りきるにはオーバーホールが必要となります。
オーバーホールとは時計を分解して洗浄やオイル注油などのメンテナンスを行うことです。
ゴミを取り除き、不具合がある部品を見つけたら交換も検討します。
今回はグッチ腕時計の機械が故障していました。直すために部品交換となりました。
液漏れ対策。それは早めの電池交換が鉄則
FENDIとGUCCI2点ともオーバーホール修理完了。合わせて税込み3万円台
オーバーホールや部品交換で無事に直りました。
FENDIのほうは機械自体はまだ無事だったものの、危なかった印象です。
高価なスイス製のムーブメントが入っている腕時計です。もしも壊れて交換となったら修理金額が跳ね上がるところでした。
液漏れを防ぐには、早めの電池交換が有効です。電池切れで止まったと気づいたらすぐに電池交換に出すことです。
後で後で、となると忘れるのが人間です。机の引き出しの中や押し入れなどに放置すると危険です。
他にも、水や湿気が入り込むと電池の劣化の原因になります。時計自体も水は天敵なので気を付けたいポイントと言えます。
電池交換だけでは直らなかったオールドグッチ腕時計のオーバーホール、革ベルト交換も完了
東京都にお住いのお客様から宅配便で修理依頼が入ったオールドグッチ腕時計です。
もともとは電池交換と革ベルト交換の予定でしたが、トラブルが発生。電池交換しても動きません。
故障の理由は古い電池の液漏れでした。
革ベルト交換ができても肝心の時計が動かないのではお話になりません。
そこでオーバーホールをお客様にご提案しました。
ご了承をいただき修理を進めた結果、時計が動くようになりました。
革ベルト交換も完了。フォーマルな雰囲気のオールドグッチが蘇りました。
オールドグッチ腕時計によくみられる特殊な形の革ベルトです。一般の革ベルトでは取付できず断られやすいということで、群馬県の(株)福田時計店によく依頼が入ります。
遠方でご来店が難しい方は郵送や宅配便で修理受付をしております。
最近は本当に毎週のように修理依頼が入ります。皆様かなりお困りで調べて当店にたどり着くことが多いようです。ありがたいことです。
実をいいますと、オーバーホールしても直らないことはあります。
とくに機械回路が壊れてしまうと厄介です。
通常は交換したいのですが、古い機械のために部品が手に入らないこともよくあります。
正規メーカー修理も部品なしを理由に対応してもらえないというお話も聞きます。こうなると万事休す。お手上げになってしまいます。
今回はオーバーホールで直ってよかったです。
電池を置く場所の金属が破損していましたが、持っている部品で直せたのでセーフ。
防水対策となるパッキン交換もしてますが、非防水と考えたほうが安全です。
年数が経っていて外装が劣化していると防水機能に期待できないためです。
市販品を加工することでオーダーメードよりリーズナブルに革ベルト交換できます
オールドグッチ腕時計を持つユーザーを悩ませるのが革ベルトです。直すのは難しいし、交換を依頼しても断られることが多いからです。
革製品のベルトはどうしても劣化してきて最後には切れたり壊れたりしてしまいます。
時計部分なら電池交換や修理できますが、革ベルトを直すというのは現実的ではありません。見た目もボロボロになってしまいます。
ならば交換と思いますが、依頼しても断られるというお話をよく聞きます。
理由は取付の形が特殊だからです。専用のベルトを用意するか、または加工して取付しないと交換ができません。
オーダーメードなら大丈夫かもしれませんが、かなり高価になります。また時間もかかります。
そこで当店では市販品を加工して合わせるベルト交換をご案内できます。
価格を抑えつつ納期も短くできるのが利点です。サイズが合うものが見つかれば、色やデザインも今までと変えられます。
グッチの留め具があれば引き継ぐこともできます。純正ベルトのような雰囲気を目指して仕上げることが可能です。
オーバーホールと革ベルト交換修理完了 合わせて税込み2万円台
人もお店もあふれんばかりにたくさんある東京にお住まいの方から、群馬県の当店に修理のご依頼が入る。初めのうちは少し不思議な感じでしたがもう慣れました。
ここ数年でリモートや外出自粛という流れがあったためか、郵送や宅配便で修理品を送ることに抵抗が少なくなったように感じます。
ご希望の方はまずはメールでお問い合わせくださいませ。
※ オールドグッチ腕時計の種類によっては当店で革ベルト交換ができないものもあります。詳しくはお問い合わせ後にご案内いたします。
茨城県のお客様から修理依頼が入ったLLBean(エルエルビーン)のオーバーホール完了
茨城県にお住いの方から腕時計が届きました。
日付機能に不具合があるというLLBeanエルエルビーンの腕時計です。スイス製の機械が入った電池で動くクォーツタイプです。
オーバーホールと機械部品交換にて直りました。
オーバーホールや部品交換で修理完了 税込み1万円台
日付機能をはじめ、機械が不調だったので部品交換となりました。
原因の完全な特定はできませんでしたが、時計内部に湿気が入り込んでいました。
水や湿気が入ってしまうと、部品を錆びつかせたり油を散らして不具合の原因になります。
こうなると電池交換だけでは直せないので、オーバーホールや部品交換が必要となります。
電池交換で直らないときに次の一手が打てます。海外ブランドのクォーツ腕時計の修理承ります。
腕時計の電池交換、お任せください
COACH(コーチ)やDIESEL(ディーゼル)などの腕時計の電池交換が完了しました。
電池交換、即日修理できます。ご来店お待ちしております。
(混雑時や時計の種類によってはお日にちをいただくことがあります)
店舗情報
腕時計の販売や修理を続けて、群馬県桐生市で創業60年以上。
電池交換、オーバーホール、金属ベルト修理、革ベルト交換、ベルト調整などできます。
国内メーカー品、海外ブランド品、他で購入された腕時計も修理承ります。
店舗へのアクセスについて
住所 郵便番号376-0032
群馬県桐生市東町808
(株)福田時計店
電話番号 0277-45-2383
営業時間 9:40~18:00 (営業時間変更中)
定休日 水曜日と日曜日
専用駐車場4台分あり。
JR桐生駅から徒歩で約15分。西桐生駅より徒歩で約10分。
郵送や宅配便で送っていただければ腕時計の修理受付できます
腕時計の修理例、ほかにも掲載しています
腕時計修理をご検討されているお客様へ
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店