古くなったり劣化した電池は要注意です。

電池の中身が漏れ出す「液漏れ」不具合が起こることがあるためです。

液漏れした電池には白い粉状の汚れがついていることがあります。

この汚れが時計内部に入りこむと厄介です。故障する原因となってしまいます。

オーバーホール修理が必要となります。

クォーツ腕時計はオーバーホールしなくて良い、なんて意見もあるようです。

使い捨てるつもりならそれで良いですが、大切に使い続けたい場合は修理がおすすめです。

群馬県桐生市の(株)福田時計店でオーバーホール修理できます。

今回は電池で動くオメガクォーツ腕時計のオーバーホール修理例をご紹介いたします。

熊本県にお住まいのお客様からオメガシーマスタークォーツ腕時計修理品が届きました。

もともとは金属ベルト故障がきっかけです。

(株)福田時計店ではベルト交換せず、部分修理で納得していただけるベルト修理を承っております。

ベルト修理といっしょに電池交換の予定でしたが、蓋を開けてみると不具合を発見。

古い電池が液漏れしておりました。

古くなった電池は液漏れリスクが上がります。

そのほかに高温や湿気なども原因になるといわれています。

白い粉状の汚れが時計内部に散らばっておりました。

電池を設置する部分の汚れなど、見える部分は取り除けます。

しかし、分解しないと見えない部分については調べてみないとなんとも言えません。

消費電流(針を動かすためにどのくらい電池を使うかの値)もちょっと高めでした。電池切れが早くなる恐れがあります。

オイル切れなどで歯車が重くなると消費電流が上がってしまいます。ほかにも、汚れの詰まりなどによっても影響が出ます。

そこでオーバーホールをご提案させていただきました。

お客様にご理解いただき、オーバーホール修理をすることに決まりました。

なお、ベルトの故障も直せます。

こちらは中留バックルプッシュボタンの修理です。

オメガ腕時計でよく見られるベルト故障のひとつです。

外れ落ちた部品がそろっていたので、追加費用なしの1万円台で修理できます。

オーバーホールと金属ベルト修理完了　税込み3万円台

分解洗浄やオイル注油、パッキン交換などひととおりメンテナンスできました。

裏フタを開けただけでは見えない箇所にも液漏れと思われる汚れが見られたので、修理して良かったです。

中留バックルもレーザー溶接などで修理できました。

内装も外装もしっかり直って安心して腕に着けられるオメガ腕時計となりました。

修理完了品は宅配便で熊本県のお客様の元へお送りしました。

遠くから修理のご依頼ありがとうございました。

電池交換しても動かない。

そんなときはオーバーホール修理が必要となります。

オイル切れや汚れ詰まりなどで動作が重たくなります。

多少重いくらいなら電池のパワーで動かせます。(そのぶん、電池切れは早くなります)

けれど、症状がひどくなると動かなくなってしまいます。

オーバーホール(分解修理)することで不具合を直すことができます。

オーバーホール修理完了　税込み1万円台

オーバーホール基本修理で直せました。

外見はキレイでも中身はオイル切れや湿気による錆びなどで動作が鈍くなっていることがあります。

できれば定期的なオーバーホール修理をおすすめいたします。

群馬県桐生市で創業して60年以上。

(株)福田時計店では腕時計の修理を承っております。

電池交換やオーバーホールなど内装修理をはじめ、

メタルブレス修理やサイズ直し、革ベルト交換なども承っております。

修理内容や金額など、納得していただける腕時計修理を目指しております。

修理受付は店頭持ち込みのほか、郵送や宅配便でお送りいただく方法もあります。

郵便番号376-0032　群馬県桐生市東町808

(株)福田時計店

電話番号0277-45-2383

定休日　水・日

9：40～18：00

駐車場4台分あり