純正ベルトで交換するより半額以下で解決も珍しくないOMEGAベルト修理。腕に着けられないを直す「中留バックル」修理事例ご案内
オメガ腕時計の金属ベルトが壊れて腕に着けられない。時計は普通に動くのに腕に着けられないのでは困ります。
そこで、群馬県桐生市の(株)福田時計店でオメガのメタルブレス(金属ベルト)の修理をご案内できます。
オメガ腕時計ベルトの故障箇所や症状別に修理内容をまとめた極意(?)ページを見てお問い合わせやお電話が増えております。
宅配便で修理依頼が入るのも珍しくなくなりました。つい先日は広島県や青森県の方からオメガベルト修理依頼が届きました。ありがとうございます。
どうして住んでる街のお店ではなく群馬県の当店が選ばれるのか。
大きな理由として、壊れた部分を直す「ベルト修理」はなかなか受け付けてもらえないという事情があります。
- 壊れてしまったので近所のお店に修理を頼んだが直せないと言われた
- 正規の修理に出したら、直すのではなく交換しか提示されず費用も高額だった
こういったお声をよく聞きます。いずれも交換ではなく修理をご希望で当店にお問い合わせいただいたお客様から得たナマの声です。
なぜ交換ではなく修理に人気が集まるのか。
理由は3点あるかと思います。
- 費用の違い
- 納得できるかどうか
- 思い入れの強さ
今回は1番の費用の違いについて考えていきます。詳しくは後ほど。
当店で承ったOMEGA(オメガ)のベルト修理例をご案内いたします。
腕に着けたり外したりするときに「パチン」と留める中留バックルの修理例をご紹介。
着け外しで多く動かす部分のためか、固定できない不具合やパーツがバラバラになってしまったという不具合を見かけます。
中留バックル修理できます。たいていの物は税込1万円台で直せます。
ただし、追加費用がかかることもあります。
どんな状況だと費用が多くなってしまうのかについてもご案内いたします。
プッシュボタンを納めるカバーを無くしてしまったオメガ腕時計 部品製作で対応できます
修理前 プッシュボタンはあるがカバーがない状態
仙台市にお住いの方からお預かりしたオメガ腕時計です。ベルトが壊れて腕に着けられないため修理しました。
仙台市がある宮城県から群馬県まではあまりに遠すぎるため、宅配便で届きました。
腕から外すときに押すプッシュボタンはあるものの、カバー部品を紛失されております。
金属製の専用カバーがないとプッシュボタンを納められず修理ができません。
そこで、部品製作で対応します。
co-axial(コーアクシャル)モデルのオメガです。オメガ専用のムーブメント(機械部品)が使われているタイプとなってます。
部品供給の関係で時計内部の修理はメーカー正規修理を推奨してますが、ベルト修理であれば対応できます。
修理完了 きちんと機能して腕に着けられるようになりました
中留バックル(部品製作あり)修理完了 税込2万円台
ベルト修理が完了しました。紛失された部品の製作があったので追加料金が発生しております。
もしも部品がそろっていて再利用できる状態であれば¥15,000+税で直すことができました。
できるだけ修理した跡は目立たないよう気をつけつつ、しっかり固定できるようになっております。
今回はプッシュボタンを納める金属カバーの部品が無いため製作にて対応しました。
見た目にも配慮しておりますが、純正部品では無いという点はご理解いただくことになります。
修理日数は約2週間~3週間ほど見ていただければ助かります。
腕時計として使えるよう、バッチリ固定できるようになりました。外すときは上にポコンと飛び出たプッシュボタンを押します。
ベルト全体を見ても比較的キレイなだけに、直せばまだまだ使える印象です。
大事な腕時計を群馬県の(株)福田時計店にお任せいただきありがとうございました。
中留バックルのプッシュボタンがない 部品製作で対応できます
修理前 腕から外すときに押すプッシュボタンの働きをする金属の板がない状態
埼玉県のお客様からベルト修理依頼をうけてお預かりしたオメガ腕時計です。
ストップウォッチ機能付きのスピードマスターです。オメガの中でも非常に人気のあるモデルです。
修理前の状況ですが、ベルト中留のプッシュボタンを紛失されております。腕に留めようとしても固定できず、このままでは着用は無理です。
プッシュボタンの働きをする板状の金属部品が無い状態です。ぽっかり穴があいてしまってます。
脱落したプッシュボタンがあればよいのですが、残念ながら無いとのこと。
このままでは修理ができないため、紛失された部品は製作で対応します。
修理完了 プッシュボタンは製作で無事に直りました
オメガベルト修理 中留バックルと部品製作 税込2万円台で修理完了
プッシュボタンとなる板状の金属を製作して取り付け、着け外し機能が正常にできるように修理できました。部品製作があるため、追加の料金がかかっております。
もしもプッシュボタンがあって使える状態であれば、¥15,000+税で直すことができました。
壊れる前と同じ感覚で使えるように注意しております。
機能面では問題ありませんが、先ほどの金属カバー部品同様に作り出した部品を使っております。一部が純正部品では無い点はご理解いただくことになります。
無くすと追加料金になる部品、ならない部品の違いをご紹介
オメガのメタルブレス(金属ベルト)が壊れてしまった。今まで使えてたのにどうして……と、つい焦ります。
さて、故障したときに部品がバラバラになることがあります。
脱落して痛々しい姿になった部品たちを見て「もういらないよね?」と簡単に捨ててはいけません。特に金属部品は要注意。
下記写真の1番と2番の部品は処分してはいけません 3番はなくてもOKです
電話やインターネットで修理の相談を受ける際、よく聞かれるのが「追加料金の有無」についてです。
結論をいいますと、写真1番や2番の金属部品を無くされると追加料金が発生します。
3番はなくても大丈夫です(あっても割引等はできません)
バネ部品は非常に小さいので、ほとんど持ち込まれたことはないですね。
金属パーツは無くしてはダメと覚えていただければ幸いです。部品製作は手の込んだ修理になるため費用だけでなく出来上がる日数も余分に必要になります。
細かい部品までしっかりお持ちいただいたお客様からお預かりしたオメガ腕時計。
中留バックル修理¥15,000+税でご案内できました。
費用の面から考える、金属ベルト一式交換と部分修理の良いところと欠点
純正メタルベルト交換は安心確実だが、10万円近くすることもあるなど高額
腕時計の金属ベルトが故障したので修理に持っていったところ「ベルト交換が必要です」と言われてしまう。修理で対応してくれなくて困っているというご意見です。当店にベルト修理をご依頼いただいたお客様から口をそろえるように聞いております。
特に正規メーカー修理だと「純正ベルト交換」の提案の確率がグーンと増えます(お客様情報)。
まずは、ベルト交換のメリットとデメリットを考えてみましょう。
ブランド純正の金属ベルト交換のメリットはずばり安心確実な点です。
ベルト交換ならあらゆる故障に確実に対応できます(新品になるから)。
さらに、まだ壊れていないが劣化は見られるところにも対応できます。メタルブレス(金属ベルト)に完全を求めるなら一式交換が間違いありません。
オマケにマニュアルに沿って案内するだけでよいので、どこの誰が承っても内容も費用も基本的に同じで対応が楽。おっと、これは承る店側のメリットでした。
交換のデメリットについて、一番はやはり費用の高さ。例えばオメガだとモデルによってはメタルブレスだけで10万円近くかかることがあります。金属のベルトだけでと考えると、おいそれと手が出る価格帯とはいえないところです。
日本のメーカーだと価格面はまだ良心的ですが油断はできません。先日、セイコー腕時計のメタルブレス交換が6万円という例を見てしまいました(ちなみにグランドセイコーではありません)。
交換の提案に納得できなかったお客様はこの提案をキャンセルし、当店へ修理依頼していただきました。
「費用なんて気にしないよ」という方ならデメリットにならないかもしれませが、価格面だけ考えても修理希望者全員を納得させるのは難しいところでしょう。
修理対応なら交換するより数万円安く済むなど費用の面で魅力 しかし万能ではない
一方で部分修理には費用の面でメリットが大きいです。
部分的な修理によって効率的に対応できます。その結果、純正ベルト交換と比べて費用は半額以下。数万円は安く済みます。
今回の修理例を見ても、オメガ腕時計のメタルブレスを税込み1~2万円台で直すことができております。純正ベルト交換なら間違いなくこの倍以上はします。比べると大きな違いです。
オメガの場合、特にチタンベルトだと費用を抑える効果が大きくなります。
軽くて使いやすいチタンベルトは基本的に高価なもの。お客様情報で交換なら10万円を超えるモデルもあります。それが修理で1~2万円台で復活すれば劇的な違いです。
他にも修理対応の良い点はあります。
「壊れた部分を直す」というのは気持ち的に受け入れやすく、心の負担が少なくなります。交換対応だとまだ使える部分まで捨ててしまうようで「もったいない感じ」になりがちです。
また、当店が目指している「お客様に納得していただける修理」という考えにもピッタリ当てはまります。
しかし、金属ベルトの部分修理も万能ではありません。デメリットはあります。
直す箇所が多すぎる状態や手の込んだ修理が多数必要な場合です。追加料金が大きくなって費用が増えると、交換するのとあまり変わらなくなってしまいます。
特に注意すべきところは、どこもかしこもボロボロで近いうちに壊れそうな部分が多数あるベルトです。ここまで頑張ったベルトなら素直に交換したほうが良いでしょう。
なぜなら「直した部分と別の箇所が壊れた」といった具合で修理を繰り返していくと費用面でのメリットが無くなってしまうから。それなら最初から全部交換したほうが最終的にに安く済んだかもしれないという可能性があるためです。
当店でも「部分修理では厳しい」と判断したらベルト交換をご案内することがあります。
交換するか修理するか、最終的にはお客様のご要望次第となります。
自分のベルトは直せばまだまだいけるはず、と思われる方へ。群馬県桐生市で創業60年以上の(株)福田時計店がお役に立てるかもしれません。
腕時計の修理お見積り無料です。迷っている方や判断に困っている方はお気軽にご相談くださいませ。
詳しくは腕時計を持ってご来店されるか、あるいは「お問い合わせフォーラム」をご利用くださいませ。
ここまで腕時計の金属ベルトについてお話させていただきました。なお、革ベルト故障の場合は普通に交換をオススメします。直して使うというのが非常に難しいので。
店舗情報はこちら ご来店が難しい方には宅配便による修理受付をご案内できます
時計修理を続けて群馬県桐生市で創業60年以上。
宝石・メガネ・時計の(株)福田時計店です。
腕時計の修理やっております。
電池交換やベルトサイズ調整など、店頭で即日対応できる修理もあります。
ロレックスやオメガ腕時計のオーバーホール修理承ります。定期的なメンテナンスから、止まったまま動かなくなった腕時計の修理もお任せくださいませ。
営業時間 9:40~18:40
定休日 水曜日・日曜日
住所 郵便番号376-0032 群馬県桐生市東町808
TEL 0277-45-2383
店舗周辺地図 専用駐車場4台分あります
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ご来店が難しいお客様へ 宅配便で修理受付できます
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