ROLEX(ロレックス)腕時計の修理例を3点ご紹介、オーバーホールや部品交換して直った例をご紹介
(株)福田時計店は群馬県桐生市でROLEXロレックス腕時計の修理をやっております。
2020年最後の腕時計修理例はロレックスをご紹介いたします。
桐生市の方から持ち込まれたのは、ずしっと重いK18ロレックスデイトジャスト。前から当店でオーバーホール修理をご依頼いただいている方から承りました。
オーバーホールに加えて、腕にピッタリ合わせるためのサイズ直しと本体やベルトを磨くポリッシュ加工のご希望です。
腕に合わせるためにベルトコマを取るのですが、本来取れないコマを取り外す「限界を超えたベルト調整」にて対応させていただきました。
手塩にかけて大事にメンテナンスされた腕時計は長持ちします。次の世代へ受け継いでいけるアイテムとしても適しています。
当店でオーバーホール修理やメンテナンスをすることで、よりもらって喜んでもらえる腕時計になるようお手伝いできます。
他にもサブマリーナやデイトジャストのオーバーホールや部品交換修理例をご紹介してまいります。
修理前 腕にはブカブカで使用した感がある小キズがみられたK18ロレックスデイトジャスト
修理前のK18ゴールド素材を使ったロレックスデイトジャスト。
ステンレス金属とは違う確かな重さと豪華さを持つスペシャルなモデルです。
お客様のご希望は次の3つの修理でした。
・オーバーホール(分解修理)
・ベルトサイズ調整
・外装ケースおよびベルトの研磨
まずオーバーホールについて。
機械内部を分解洗浄してオイル注油や精度調整などひと通りのメンテナンスができます。消耗部品といえるゴムパッキン交換を実施して水対策をします。
次にサイズ調整ですが、こちらはお客様の都合によりちょっと特殊なやり方にて対応します。
詳しくは後ほど。
その後に時計の金属ケースやブレス(ベルト)を磨いて新品のように綺麗にする「ポリッシュ加工」となります。小さなキズなども目立たなくできます。
こちらもお客様のご希望で修理内容に追加となりました。
中留バックルでサイズ調整もできるが見た目がイマイチ、本来取れないコマを取る“限界を超えた”サイズ調整方法で希望を叶えます
お客様の腕にピッタリ合わせるためにベルトを短くする必要があります。
ベルトを短くするにはベルトコマを取り除くことでサイズ調整する方法が一般的です。あとは中留バックルのピンの位置をずらすことで微調整も可能です。
さて、お客様の腕に合わせるには3コマは取らなければいけないことが分かりました。
持ち込まれた時点で通常の方法で外せるコマは2つまで。残り1つ分は中留バックルのピンを動かして合わせるしかありません。
しかし、お客様は中留バックルのピンの位置では見た目がよろしくなくてご不満の様子。
そこで、通常は外せないコマを外す方法をご案内させていただきました。
費用は追加でかかりますが、そのかわりに腕に着けた時にしっくりくる位置にて着けられるように直すことができます。
さらに、小キズを落としてピカピカにするポリッシュ加工(研磨)のご希望も承りました。
特別にキズだらけというわけではありませんが、使用感があることは見て分かります。
修理完了 時計機械も外側もメンテナンスされて輝きを取り戻しました
ロレックスデイトジャスト修理が完了しました。
オーバーホールにて分解修理メンテナンスに加えて、ベルトサイズ直しや研磨も完了。
小さな傷がみられた箇所もキレイさっぱり美しく。
時刻合わせに使うリューズ周りもピカピカに。
バックルピンの位置はそのままにコマを取ってサイズ直し。
普通は取り外せないコマを取ることで、お客様のご希望を叶えるサイズ調整を実現できました。
修理期間は約1か月ちょっとかかってしまいました。研磨は専門の工房に依頼するためお日にちをいただきました。2020年のうちに直ってよかったです。
以前にもご子息さまに受け継がせる腕時計のオーバーホール修理を当店にて担当させていただいていたお客様。今回もご利用ありがとうございました。
自分で身に着けて使っていくのも楽しいですが、価値ある腕時計を大事にメンテナンスしておけば次の世代に渡すときも喜んで受け取ってもらえるものです。
形として残せるものとして腕時計は大変魅力的なアイテムです。さらに、せっかくなら貰って嬉しいものを贈りたいものです。
ひとつのものを手塩にかけて維持していくことで、長く語り継いでいける「家宝」となります。
ちょっと大げさかもしれませんが、大変素敵なことだと思います。
群馬県桐生市の(株)福田時計店でロレックスのオーバーホール修理やっております。
止まって動かない、使っていて変な音がするといった故障にも対応できます。
より詳しくは店頭まで腕時計を持ってきていただくか、あるいはお問い合わせくださいませ。
秒針が進まない、変な動きをしてすぐ止まる症状を改善。ロレックスのオーバーホールとゼンマイ交換修理例
群馬県太田市にお住まいのお客様からお預かりしたロレックスデイトジャスト腕時計の修理例です。
店舗に持ち込まれた時点では止まって動かない状態でした。
腕時計を振ると少しだけ秒針が動くものの、すぐに止まったり反対方向へ進んでしまったりという故障。
お預かりの時点でゼンマイ故障を予想して、あらかじめ修理内容や料金についてお伝えしておりました。
結果、予想通りゼンマイ故障があったため部品交換。さらにオーバーホールもして機械内部の分解洗浄やパッキン等の消耗部品交換も完了。
オーバーホール修理とゼンマイ交換で税込3万円台にて修理完了
2020年にお預かりしたロレックス腕時計の中で、ゼンマイ故障はよく見られた不具合の一つです。
いつも当たり前のように動いていた腕時計が突然止まってしまうと焦りますが、修理すればまた元気に動く姿を見ることができます。
動かなくて諦めている腕時計がありましたら、もしかしたら当店で直せるかもしれません。
お気軽にご相談くださいませ。
裏蓋のシールは剥がして使うことをおすすめします。サブマリーナのオーバーホール修理例
桐生市にお住まいのお客様からお預かりしたロレックスのサブマリーナ腕時計。
オーバーホール修理のご依頼です。
止まりやすいということでお客様はゼンマイの故障と思われていたようでしたが、結果はローター芯劣化の不具合でした。
機械部品を分解して洗浄やオイル注油、もしも錆びてる箇所があれば錆の除去も行います。
さらに精度確認や調整ほかゴムパッキン交換もして湿気対策もします。
今回はローター芯に不具合があったので交換をご提案。ご了承をいただき、部品交換で直りました。
腕時計の中で回転してゼンマイを巻き上げる役目をするローター部品。その土台となって支えるローター芯が劣化摩耗すると、正常に回転できなくなってしまいます。
ガタついて他の部品とぶつかって巻き上げしにくくなります。それのみならず、金属粉のようなゴミも発生して更なる故障の原因にもなるため油断できません。
よりひどくなるとローター部品の一式交換となり、たいへんな費用となることもあります。
異常に気づいたら早めに修理をご検討いただいたほうが賢明です。
腕時計の裏側、いわゆる裏蓋にシールが貼られたままだとしたらご注意を。
できるだけ剥がして使っていただくことをお勧めします。
シールが貼ったままだと裏蓋の金属を劣化させて強度が落ちることがあるためです。
修理仲間から以前見せてもらったのが、シールが貼られた場所だけ細かい穴が開いたようにボロボロになったロレックスが衝撃的でした。見た目も痛々しく、さらに防水性能も落ちます。
もちろん腕時計はお客様のものなので勝手に剥がして捨てるなんてことはできません。
しかし、危険があることについてよりハッキリとお伝えしていくように努力したいと思っております。
オーバーホールとローター芯交換で修理完了 税込4万円台
修理お見積り無料です。
修理受付は店頭か、あるいは郵送・宅配便でお送りいただければ承ります。
店舗情報
群馬県桐生市で宝石・メガネ・時計の販売や修理を続けてきて創業60年以上。
(株)福田時計店ではロレックスなどの腕時計修理ほか、電池交換、ベルトサイズ調節、メタルブレス修理などやっております。
修理の受付は店頭か、あるいは郵送・宅配便でお送りいただければ承ります。
店舗へのアクセスについて
2021年の営業は1月4日(月)から開始します。
営業時間 9:40~18:40
定休日 水曜日・日曜日
住所 郵便番号376-0032 群馬県桐生市東町808
電話番号 0277-45-2383
専用駐車場4台分あり。
JR桐生駅から徒歩約15分
西桐生駅から徒歩約10分
遠方でご来店が難しいお客様へ 郵送や宅配便で修理受付できます
もっと腕時計の修理例を見たい方へ
2020年 (株)福田時計店をご利用いただきましてありがとうございました、来年もよろしくお願いします
2020年も(株)福田時計店をご愛顧いただきましてありがとうございました。
桐生市にお住いの方をはじめ、近隣から遠方から郵送で修理品をお送りいただくお客様。
さらには寒い中、遠方から電車を乗り継いで駅から歩いてご来店されるお客様もお見えになって嬉しい限りでございます。
世界的にいろいろ騒がれていておりますが従業員スタッフ一同、健康に気を付けて新年を迎えたいと思っております。
来年もまた皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いします。
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店