2022年5月といえばあの季節です。

セイコー腕時計の新しい修理料金表が届く時期です。

調べたら昨年もほぼ同じ時期に記事を出してました。値上げが発覚してボヤいてます。

昨年の記事【キングセイコー修理例】2021年6月からセイコーメーカー修理料金が変わります

群馬県桐生市の(株)福田時計店ではSEIKOメーカー修理を承れます。

部品の関係などで当店で修理できない腕時計があるときは、メーカー修理をご案内できます。

さて、今年は修理金額の設定に変化は見られたのでしょうか。もしも値上げがあれば、5月中に修理に出したほうがお得になります。

結論から言うと修理金額に変化はありません。(見落としが無ければ)

セイコーのメーカー修理を考えている方は焦らなくてよさそうです。

変化としては「キングセイコー」修理カテゴリができたことでしょうか。

復刻されてファンの間で話題になっておりました。

当店では一部モデルに限りますが、古いキングセイコー腕時計の修理対応ができます。

今回も修理例をご紹介いたします。

他にも、メーカー修理と当店のような一般修理のどちらにしたほうがいいのか使い分けについても書いていきます。

詳しくは後ほど。

2022年6月からの修理料金表が届いたので、以前のと比較してみました。

結果、料金に変化はないようです。

写真には載せてませんが、古い時計修理料金表も金額に変わりはありませんでした。

もしも見落としがあったら「お問い合わせフォーラム」でこっそりご指摘くださいませ。

新しく登場したのが「キングセイコー」修理メニューです。

2022年にレギュラーモデル化が発表されたことで導入されたと思われます。

グランドセイコー(GS)に似た「コンプリートサービス」が設定されてます。

内装修理(オーバーホール)に、外装の金属を磨き上げるライトポリッシュがセットになっています。

2022年9月1日より受付開始です。

なお、当店では現時点で新しいキングセイコーの入荷はできない状況でございます。

修理については基本すべてメーカー修理対応扱いを予定しております。

滋賀県にお住まいの方から腕時計の修理依頼が入りました。

群馬県桐生市の(株)福田時計店まで遠いため、宅配便で送っていただけました。

電池で動くオメガシーマスター腕時計の金属ベルト修理やオーバーホール、ほかにキングセイコー腕時計のオーバーホール修理が完了しました。

56系キングセイコーのオーバーホール修理完了　税込み1万円台

復刻版が話題のキングセイコー。ですが、昔の腕時計の人気はまだまだ健在のようです。

今から40年以上前の古いキングセイコー腕時計の修理もときどき入ります。

今回お預かりしたキングセイコーはメーカー修理受付が終了しています。

正規修理ができない。そんなときは当店のような一般店の修理の出番となります。

内部に湿気が入りこんだ跡が見られました。そのままだと部品を錆びつかせたりするなど不具合の原因になります。

オーバーホールで分解洗浄やオイル注油、ゴムパッキン交換などでメンテナンスできました。

56～で始まる型番のキングセイコーであればオーバーホール修理対応ができます。

メーカーの部品供給はもう無いため必ず直せるとは言えませんが、それでもよろしければご相談くださいませ。

正規修理では融通がきかないところを部分修理できます。

オメガ腕時計の金属ベルト修理例です。

正規修理だとほぼ間違いなくベルト全体交換と言われてしまいます。

非常に高価で、お客様情報だと一式交換で10万円や20万円を越える価格を言い渡された例も。

そこで、壊れたところを直す部分修理でコストを抑えて解決できた例をご紹介します。

折りたたみバックルの固定をする部分やボタンが壊れています。

このままでは腕に着けられません。

お客様は代替のベルトを取付しておられてましたが、やっぱり純正ベルトを着けたいものです。

オメガ金属ベルト修理完了　税込み1万円台

このあとはクリーニングして時計本体に取付して完了となります。

外れ落ちた部品が残っていれば1万円台で直せます。

スプリングやイモネジなどの消耗品はなくても大丈夫ですが、指で押すためのボタンやカバー部品が無くなってしまうと厄介です。

部品製作が必要となってしまい、費用や日数がかかります。

正規修理ではベルト全交換で高価になりがちなメタルブレス。

当店では納得できる修理を目指しております。

安心面や確実を大事にするなら正規修理がお勧めです。

例えば金属ベルトについて。新品ベルトに交換すれば故障はまず直ります。

部品が多数なくなっていたり全体的に劣化がひどすぎるときは、交換したほうが安全で修理も早いです。

他にも一般店では手に入れるのが難しい部品でも正規修理では対応できるというメリットがあります。

欠点は費用が高めになったり融通がきかないと思うような場面に出くわすことです。修理対応の終了にも気をつけましょう。

当店のような一般店では、納得していただきやすい効率的な修理をご案内できます。

金属ベルトであれば、壊れた部分を修理するといった具合です。

値上がりしつつある高価なブランド品だと交換より費用を抑えられることがあります。

もちろん、全体交換とは違って全体が新品になるわけではありません。

キズやヘコミなども残ってます。でも、それがまた良いという方もいらっしゃいます

使ってきた歴史を感じさせてくれる。

時計本体が古いのに、ベルトだけ新品ピカピカでは違和感あるから交換したくない。

という意見も聞きました。

あとは明確な修理対応の終了というのがありません。あまりに古すぎたり部品がなくて直せないということはありますが、お時間いただければ受付いたします。

ご相談お待ちしております。

腕時計の修理を続けて群馬県桐生市で創業60年以上の(株)福田時計店。

腕時計の電池交換、オーバーホール、金属ベルト修理、メタルブレスのサイズ調整、革バンド交換などできます。

お見積り無料。

修理の受付は店頭までお越しいただくか、または郵送や宅配便でも承ります。

(株)福田時計店

営業時間　9：40～18：00

定休日　水曜日と日曜日

住所　郵便番号376-0032　群馬県桐生市東町808

電話番号　0277-45-2383

専用駐車場4台分あり。