セイコー56系の機械式腕時計のオーバーホール修理例3点
お客様情報で、1976年あたりに製造されたというセイコーKS自動巻き腕時計のオーバーホール修理が完了。
ほかセイコー56系の機械が入ってる腕時計修理例をご紹介します。
先日テレビのクイズ番組で、香取慎吾の「おっはー」が流行語になったのが2000年、みたいな話題がありました。
2019年の現在、19年も前の出来事です。もうそんなに経ったのかと驚きでした。
さて、今回はさらに倍以上も前。作られてから40年前後経つと思われる腕時計の修理例。
ここ最近要望が増えております。
確実に直せるとは言えないのですが、やれる範囲で頑張りたいところですね。
日付に関わる部品交換とオーバーホールで修理完了
オーバーホールと部品交換で動くようになったセイコーKSハイビート腕時計。
精悍な文字盤のデザインが凛々しさを感じさせます。
KS(キングセイコー)は当時、セイコーの中でも高級ラインナップに位置しているといっていいでしょう。
リューズに刻まれた「KS」が渋くてかっこいいですね。
分解洗浄や潤滑油の注油といったオーバーホール修理をしました。
また、日付の動作に関わる部品を交換。
結果、オーバーホールと部品交換で無事に動作するようになりました。
パッキン交換もして防水対策をしております。
とはいえ、外装ケースの劣化が心配されるため防水性に過度な期待はしないほうがいいでしょう。
当店では、何事もなくても5年に1回の定期的なオーバーホールをおすすめしております。
ちょうど修理が多い時期であり、ご連絡が遅れてしまってお客様にいらぬご心配をかけてしまいました。
群馬県のお隣、埼玉県から修理のご依頼をありがとうございました。
セイコー5626 修理代金は税別1万円台で完了。
時計の製造年が誕生年と同じという、セイコーKSグリーン文字盤の腕時計を修理
時計の製造年と自分の誕生年が一緒というお客様から、腕時計修理のご依頼です。
これから長く使っていきたいということでオーバーホールをお預かりしました。
オーバーホールと一緒にガラス交換の依頼が入りました。
残念ながら同じガラスは手に入らず。見た目が少し違うカットガラスであれば交換できそうだとご提案。
厚みやデザインについて詳しくご説明して、今までと異なる点をご了承いただいてから交換することになりました。
見た目が変わる部品の交換は気を使います。
いざ出来上がって「なんか雰囲気が全然変わった」というモヤモヤは避けたいところ。
「他店でガラス交換したらメチャクチャ変なガラスを入れられた」と怒ってた方を見たことがあります。確かに大きくプクっと膨れ上がる形をしたガラスでした。
そのときは当店で純正品が見つかったので交換してご満足していただけました。
ガラスで時計の印象が変わるので注意が必要ですね。当店では積極的には交換を薦めておりません。
一番良いのは同じ部品に交換できることなのですが、いかんせん年数が経ってる腕時計のために部品が見つからず難しい。今回のように十分な説明が必要です。
厚みが少々違うカットガラスが適応したのでガラス交換。
また、劣化のためツヅミ車を交換しました。
時刻合わせなどに使うリューズ機能の切り替えに欠かせない部品です。
深みのあるグリーンが特徴的。
時計の持ち主さまと一緒に、これからも元気に動いてくれることを祈っております。
セイコー5626オーバーホール+部品交換 税別2万円台
遅れがちなセイコーロードマチックのオーバーホール
東京都から群馬県の当店までお越しいただけました。
動くけれど遅れが気になる腕時計ということでオーバーホール修理しました。
ブルーの文字盤が美しいセイコーLMロードマチック5606。
パッキン交換をふくむオーバーホールでリフレッシュ。精度もまあ大丈夫でしょう。
オーバーホール基本料金で完了
オーバーホール基本料金や電池交換など、(株)福田時計店の修理料金表はこちら
修理したい腕時計をお持ちいただき、ご来店をお待ちしております
群馬県桐生市で創業60年以上、時計やメガネや宝石を取り扱ってまいりました。
腕時計修理お見積り無料です。ご希望の方は修理品を持ってご来店をお待ちしております。
来店不要で修理の依頼ができる、宅配便受付も可能です。海外ブランド「オメガ」や「タグホイヤー」のベルト修理が人気です。オーバーホールも受付しております。
ただし、かなり古い腕時計については基本的に店頭での修理受付をお願いしております。
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