まだまだ使いたいタグホイヤー「セル」シリーズ等によくあるベルト故障と修理例をご紹介
ここのところ、タグホイヤーのメタルブレス(金属ベルト)修理依頼が増えております。
お金をかけた広告はしてないし、誰が決めたかも分からぬ怪しいランキングサイトにも別に載ってない。
コツコツとブログ記事などで修理例を載せているのを見ていただいております。いつもご覧いただきましてありがとうございます。
群馬県桐生市にある(株)福田時計店では、メタルブレスが壊れて使えない・途中でバラバラになってしまって着けられなくなった腕時計の修理をしております。
一式交換せず、元のベルトをレーザー溶接や部分的な修理で対応できます。壊れた箇所を直すという方法で納得いく修理内容であると好評でございます。
今回はタグホイヤーのセルシリーズによくあるベルト故障とその修理例をご紹介します。
ベルトが途中でゆるんでバラけてしまうという故障です。タグホイヤーのセルシリーズはユニークなメタルブレスですが、経年劣化でバラバラになってしまう症状が多くあります。
当店で症状を直すのに加えて再発を防ぐ修理をご案内できます。
すでに当ブログでもたくさん紹介してきた修理例と似た内容になりますが、よろしければご覧くださいませ。
修理のご依頼は当店まで腕時計を持ってご来店されるか、あるいは宅配便で腕時計をお送りいただければ受付可能です。
お急ぎの方は「お問い合わせフォーラム」をご利用くださいませ。
部分修理して今のベルトを使っていきたい3つの理由
今のベルトを直して使いたい理由その1「納得できるから」
名古屋市にお住いの方から届いたタグホイヤー腕時計。
ベルトコマがゆるんで取れそうになってしまうという故障です。セルシリーズでよくみられる症状です。
遠い名古屋市から群馬県桐生市の当店に修理をご依頼いただけました。
お客様の腕時計を拝見すると外見は結構キレイです。しかし、確かにコマの一部に緩みがある。緩みのせいで腕から外れ落ちるかも、とビクビクして着けるのは嫌な物です。
とはいえ、この見た目でもしも「ベルト交換修理が必要です」とご案内されたとしたら……気持ちがすっきりせずにモヤッとくるかもしれません。
タグホイヤー腕時計に限った話ではありませんが、ベルトの故障があると新品のベルト交換を案内させることが多くあります。特にメーカー修理だとほぼ交換となるようです。
新しいベルトになれば確実に直ります。傷ひとつないピカピカのベルトになって手元に帰ってくることでしょう。
けれども、直せばまだ使えるのでは?と思う気持ちはよく分かります。
ベルトについたキズやヘコミだって思い出の一つ。愛着が湧いてくるものです。簡単に交換なんてしたくないぞ、とおっしゃる方も過去にいらっしゃいました。
当店では必要な修理を部分的に施します。必要な修理はしつつ、無駄な修理や交換はしない。
お客様に納得していただける修理内容をご案内できるよう努めております。
なお、場合によってはベルト交換をおすすめすることもあります。例えば、全体的に劣化がひどいときは交換をご検討したほうが良いとご提案したこともあります。
今のベルトを直して使いたい理由その2「見た目のバランス」
修理前の状況です。コマがずれてきています。さらにひどくなると途中でバラバラになってしまいます。
今のベルトを引き続き使いたい理由として、見た目に違和感が出るから新品ベルトにしたくないという意見があります。
時計本体や外装ケースは古いのに、ベルトだけやけにピカピカのおニューになるのは気になるというわけです。要はバランスの問題。
昔からのファンが多いタグホイヤー。
長く使い込んでいればどうしても見た目の劣化は避けられません。このような状況でベルトだけ新品に交換するとチグハグな印象に見えるかもしれないわけです。
気にしない人は気にしないかもしれませんが、ベルトがあってこその腕時計。全体からみた雰囲気を大切にしたい方もいらっしゃるのです。
今のベルトを直して使いたい理由その3「料金の違い」
まだ故障まではいかないとはいえ、緩みの症状が出始めています。
ベルト一式交換せずに今のベルトを直したい理由、それは料金の違いにあります。
ベルト交換、特にメタルブレス交換は結構なお値段がします。
特にブランド品となるとさらにお高くなってきます。モデルによっても違うようですが、色々なお客様から「ベルト交換しようとしたら思ったより高額だった」というお話をきいております。
今回の修理では税込1万円台で直っております。メーカーでベルト交換となればその倍以上はかかることでしょう。
修理内容によって違いはありますが、ベルト交換より価格を抑えられるのは部分修理の強みです。
タグホイヤーのベルト修理完了
タグホイヤーのベルト修理が完了しました。
真ん中にできていたスキマは無くなり、ズレてバラバラになってしまう心配はなくなりました。
表から見れば修理跡は分からないでしょう。
できるだけ修理跡は最小限になるように配慮しております。
ベルトの裏側にレーザー溶接で補強しております。
まだ緩みの症状が少ない所にも修理を施しております。こうすることで故障の予防になります。
修理と同時にサイズ調整も可能です。コマを足してサイズを大きくしたいときは余りコマが必要になります。
修理後はベルトを洗浄いたします。汚れを落としてすぐに使えるようにしてお渡しいたします。
修理にかかる日数は通常約10日~14日。修理が混み合っていたりするとお時間をいただくことがあります。
今回は宅配便による修理受付でしたが、宅配送料も含めて税込1万円台で修理完了。
無事にお客様の元へ届きました。
その後メールにて「諦めかけてたお気に入りの時計が今後も長く使えることに喜んでおります。」とメッセージが入りました。
お役にたてて何よりです。ご利用ありがとうございました。
現在、タグホイヤーのベルトを修理進行中。後日、修理例をご紹介予定
宅配便などで続々と届いたタグホイヤーのメタルブレス修理依頼。
現在、修理進行中でございます。
後日、修理例をまた載せていく予定でございます。
【追記】
修理例を追加しました。
(株)福田時計店の店舗情報はコチラ 宅配修理も受付できます
時計修理を続けて群馬県桐生市で創業60年以上。宝石・メガネ・時計の(株)福田時計店では腕時計の修理をやっております。
電池交換やベルトサイズ調整、動かなくなった時計を直すオーバーホールや革バンド交換、そして今回ご案内したようなメタルブレス(金属ベルト)の修理も承ります。
他で購入された腕時計でも大丈夫でございます。
お見積りは無料です。
腕時計修理の受付方法は2つございます。
店頭まで腕時計を持ってきていただくか、あるいは宅配便などで修理品をお送りいただく方法でございます。
(株)福田時計店の店舗情報
・営業時間 9:40~18:00(5月末まで短縮営業中)
・定休日 水曜日・日曜日
・住所 郵便番号376-0032 群馬県桐生市東町808
・電話番号 0277-45-2383
店舗周辺地図
JR桐生駅から徒歩約15分
西桐生駅から徒歩約10分
店舗専用駐車場4台分あり
宅配便で腕時計の修理受付できます
もっと時計修理例を見たい方はコチラ
できることを一つ一つやっていくのみ
新型コロナウイルスの影響もあってか、宅配便による腕時計の修理依頼がずいぶん増えてます。
特に腕時計のベルト修理が多い印象です。ベルト修理と同時に電池交換やオーバーホール修理も一緒に承ることもあります。
大切な腕時計のお直しを群馬県にある小さなお店にお任せいただきましてありがとうございます。
「ブログで見た修理例と一緒だからお願いしたい」というお声を聞くと「……どのページの時計だっけ?」と思う程、いつのまにか修理例を載せることができました。
すべてを直せるわけではありませんが、できることを一つ一つやっていくのみだと思っております。
さて、新型ウイルス流行依頼は行けてませんが、難易度が低い軽登山が好きでたまに出かけておりました。
登ってきた道や山をふと振り返る瞬間が一番のお気に入りです。
自粛が続いて運動不足が否めませんが、自分が健康でなくてはお店も続けられません。気を付けていきます。
何の憂いもなく健康のまま登れる日が待ち遠しい!
電池交換やオーバーホール料金表など、時計修理ページはこちら
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店